<Case Study>鎌倉インターナショナルFC
ボーダレスな活動が繋げる地域と人
鎌倉のサッカークラブとして活動する、鎌倉インターナショナルFC。他のサッカークラブでは類をみないユニークな活動で、地域に寄り添いながら新たな風を吹き込んでいます。
鎌倉から世界へ。チームオリジナルのKeepCupを作った経緯、スポーツクラブの枠にとどまることなく活動するクラブが目指すビジョンとまちづくりについて、クラブの監督兼ブランディグ担当の河内さんにお話しを伺いました。
サッカーをハブにした地域のコミュニティ創出
ー鎌倉インターナショナルFCについて
鎌倉インターナショナルFC(以下:鎌倉インテル)は、世界のスポーツのなかで最も競技人口と観戦者数が多いサッカーを通じ、日本を国際化することを目指して2018年1月に設立しました。今季は神奈川県社会人サッカーリーグ1部で戦い、力をつけ、近い将来のJリーグ参入を見据えています。
プレーだけでなく、ビジョンとして“CLUB WITHOUT BORDERS”を掲げ、人種や宗教、性別、年齢など、あらゆるものに “BORDER(境界線)”をもたないサッカークラブを作りを目指し、スポーツを通じた地域活性化やまちづくりにも取り組んでいます。
クラブ運営者のほとんどがサッカー選手出身ではないため、クラブの運営スタイルも他のサッカーチームとは異なるかもしれません。まちづくりまで踏み込んだ活動の背景には鎌倉インテルの活動を通じて海外で活躍する選手や人材を育成し、鎌倉発のグローバル人材を輩出していきたいという考えもあります
地域に向き合っているからこそ生まれたKeepCup
ーKeepCupを制作に至った経緯を教えてください
まちづくりに取り組む鎌倉インテルでは、以前より地域住民を巻き込んだビーチクリーンイベントを企画していました。鎌倉のまちの魅力でもある海や山など美しい自然。地域のスポーツクラブだからこそ、自分たちで地域の資源は守るべきだと考えています。鎌倉インテルのホームグラウンド「みんなの鳩サブレースタジアム」は、人工芝のチップに天然素材を使っています。人工芝はゴム性チップが主流ですが、自然との調和や安全性などを考慮し、自然由来の充填剤を選択しました。
チームのオリジナルマイカップを作ったのも、地域還元の思想からでした。
鎌倉ってカフェが多いんです。たまたまバリスタとして働く選手がクラブに所属していることもあり、地域のお店を盛り上げる、地域の自然を守る、それらを繋げられる答えがKeepCupでした。
ーブランディングを大切にするからこそ、クオリティにもこだわったそうですね
地域で新しいことを始めるには、年齢や性別問わず幅広い方に応援してもらえる素地を作ることが重要だと考えています。一般的にサッカーのファンの年齢層は40歳以上が多く、鎌倉インテルでは特に次世代を担う若い世代の巻き込みに力を入れています。
若い世代を巻き込むには、かっこよさやブランディングも重要です。クラブでもSNSの運用やアパレル展開をするなど、若い世代を意識した活動にはこだわっていますが、KeepCupを選んだ理由の一つも見た目のかっこよさでした。
今回、クラブのユニフォームカラーである白の蓋とプラグ、コルクバンドに鎌倉インテルのロゴを印字しましたが、シックで若い世代にも持ってもらいやすいデザインに仕上がっています。
ー共創で熱狂をつくる
鎌倉インテルの今後の展望について
私たちは地域の多種多様な仲間と一緒に、各々の想いをぶつけ合いながら、自分たちが描く未来を形にしていきたいと考えています。クラブの原動力は「スポーツやサッカーの持つ世代や立場の違いを越えて人を繋ぐ力で鎌倉の可能性を広げたい」という想いです。鎌倉は昔ながらのローカルに根付く文化もある一方、若い人や外国人も訪れるポテンシャルに溢れた地域です。
鎌倉インテルがハブとして機能しながら、ボーダレスな共創の場を創出することで、地域の一員として、まちをより良いものにしていけると嬉しいです。
鎌倉インテルの取り組みを知ると、クラブが社会の一員である意志や責任感を強く感じることができました。社会をよりよくするためにできることを模索し、視座を高く持ちながら新しいことに貪欲に挑戦をする姿はまさに“CLUB WITHOUT BORDERS”。今後もサッカークラブの枠を飛び越えたユニークな活動に注目です。
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