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The KeepCupのストーリー

捨てずにもう一度使おう。
あるカフェで生まれたシンプルなアイディアから始まりました。

ジェイミー&アビゲイル・フォーサイス家族がメルボルンでカフェビジネスを始めた1998年。使い捨てカップが街角に現れるようになった頃でもありました。こうしたカップは、多忙なビジネスライフを表す記号となり、カフェ文化が発展していく様子を象徴するものとなりました。

ビジネスが大きくなるにつれて、二人は消費される包装材の量に懸念を抱くようになりました。特に気になったのが、ポリエチレンが内張りされた使い捨てカップだったのです。このカップはリサイクルできませんでした。

2007年、既存の再利用可能カップを試用をしたものの失敗が続き、これをきっかけに、ジェイミーとアビゲイルは自らカップをデザインすることにしました。

有用性やサステナブルな生産体制、デザインの美しさが、人々の行動の変化を与え、便利な生活に対する考えに一石を投じることができるのか。二人は大きな賭けに出ました。

Jamie and Abigail Forsyth, 1998

最初のKeepCupは、メルボルンのコーヒー好きに向けて販売されました。今から約10年前、マイナーで小さなデザインマーケットでのことです。そこから、カフェやコーヒーロースターたちのコミュニティの後押しもあり、再利用を促す動きが活発になりました。

現在、KeepCupは世界65ヶ国以上で使用されています。ユーザーのおかけで毎日何百万もの使い捨てカップが廃棄を免れ、そして彼らのアクションは他の人にも気付きを与えてくれています。「捨てる」から「再利用する」へ、日々の習慣を変えるきっかけを生み出すこと。そして現状を変えるためにポジティブなキャンペーンを世界へ届けることが、常に私たちのゴールでした。使い捨てカップやそれを取り巻く環境への「解決策」だったKeepCupですが、私たち自身がどんな製品カテゴリーに当てはまるかの定義付けが難しい点で、ある意味「問題」にもなっています。

デザインや使い心地でKeepCupを選んでくれました。

前進的な習慣の担い手であるから、KeepCupを使い続けてくれています。

購入者の多くはKeepCupをきっかけに便利さだけを追求する行動を見直し始めています。


しばらくの間、KeepCupを持ち歩くことは秘密のクラブの一員であるようなものでした。より良い世界のため、熱心に働きかけることへの同意を示しあうようなものだったのです。環境に対するポジティブな姿勢が一般にも受け入れられるようになった今、私たちは言葉と行動をもって、サステナビリティについての対話を続けていく責任があります。


あなたは変化を生み出す人です。あなたの言葉や生き方が、私たちの未来を描いていきます。

あなたの存在に感謝しています。私たちと共に、この活動を素晴らしい方向へと導いていきましょう。

Abigail Forsyth (Photo by Lauren Bamford)

"Many small acts make a phenomenal difference" - Abigail Forsyth, KeepCup Co-Founder & Managing Director

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