<Guide> Reusable Cup Etiquette
オーストラリアではKeepCupの登場以降、10年以上もの間マイカップが慣れ親しんで使われています。サステイナブルなコーヒー文化という観点からはまだまだ発展途上の日本では、マイカップを使う習慣があまり根付いておらず、そのエチケットについてもあまり知られていません。マイカップの利用は至ってシンプルです。少しエチケットのガイドを書いてみました。
KeepCupをはじめとするエコカップの使用は極めてシンプル。いくつかのエチケットを知っていれば、それだけでOKです。
1. Keep it Clean
入念にKeepCupを洗いましょう。そして、店員さんに渡す前にカップが乾いていることを確認しましょう。急いでいるときに洗わなければいけないのは大変ですが、カウンターの向こう側で働いていた私から言えることは、カップは汚ければ汚いほど待ち時間が長くなるということです。これは、バリスタにとっても嬉しくないことなんですよ。
新型コロナウイルスの影響で、感染拡大を懸念して多くのカフェで再利用カップの使用ができなくなってしまっている実情があります。しかし、この対策には勘違いが含まれていることが明らかにされています。「入念に洗われている再利用カップに感染リスクが多く、様々な工程を踏んで送られてきている使い捨てカップは無菌であるとは到底言えません。」肝心なのは、無駄な接触をなくすことです。蓋を取って渡すことによって、マイカップを利用する際に生じる店員さんとお客さんとの間の接触は、使い捨てカップ利用時と等しくなります。同じような工夫はエコバックなどでも試されています。
2. Lid off
不必要な接触を減らすために、蓋は取った状態で店員さんにマイカップを渡しましょう。店員さんが蓋を取る作業を省けるだけでなく、衛生的にも圧倒的に安心な方法です。
3. Check with the barista
店員さんがもしマイカップを扱いたくない方だった場合は、店内用カップにコーヒーを用意してもらいましょう。そこからコーヒーをマイカップに移すことができれば、プラスチックカップを使わずに済みます。
4. Support your local cafe ❤️
私たちの住むコミュニティでエコの意識を広げるためには、今ある素晴らしい取り組みを応援する必要があります。サステナビリティに対して積極的に取り組んでいるカフェでコーヒーを買って、消費による意思表明をしましょう。
エコな生き方への転換を試みるとき、まわりに同じような価値観でサステナブルな選択をしている人がいると勇気が出るし、やりやすくなりますよね。マイカップを使う上でのハードルが低くなるだけでなく、他のサステナブルな考えを持ったカフェや団体等とつながる機会にもなりますし、そのような広がりによってエコの波紋が広がっていくはずです。
小さな行動から、大きな変化の一部になりましょう!